グループCEOより

『低玉貸営業のパイオニア』

 当社は、最近業界の大きな流れともなっている、低貸玉営業のパイオニア的企業です。
2005年9月チェーン店の一つで貸玉1個2円、メダル1枚10円という半値貸し営業に切り替えたのが始まりです。
これは、内外で賛否両論、大きな波紋を呼びましたが、パチンコ業界が直面している「射幸性の問題」、「可処分所得の低下」、「給与格差の問題」などが注目視される中で、お客様の心を掴み、徐々に浸透していきました。
当時、ホールの現場ではお客様が急速に減っているような厳しい状況でもありました。その中で、このまま同じ経営を続ければ、厳しい状況はより一層進むだろうという結論から、大きな決断をしたのです。
そのころから考えると、現在の低貸玉営業の普及はとてもいいことだと思っています。

『自分がやられて嫌なことは他の人にやるな』

 我々が大事にしているのは、「自分がやられて嫌なことは他の人にやるな」ということです。
「自分がやられて嫌なこと」は個々の従業員でも違うし、もちろん個々のお客様でも違うためマニュアル的な「絶対基準」がないのです。
それを“考える”だけでなく“実行”していく。それが、いいことであれば、お客様にとっても社員にとっても居心地がよくなるのです。しかし、その逆なら当然のことながら人が離れていくのです。

 


『何事も正しく見て、正しく判断し、行動すること』

 仕事だけでなく人生において大事なことは、夢を持つことです。夢が無ければ理想に届きません。そして理想を実現するために絶え間ない日々の努力が必要なのです。
私たちの夢、理想は、

 

“パチンコ産業が息抜きを与える場として、より多くの人たちに必要とされる存在になることです。”

それが実現しなければ、私たちがどんなにがんばっても、産業として成り立たないと思います。
将来この日本は、少子高齢化、人口減少がさらに進むのは明らかであり、もはやその傾向は顕著に現れてきています。また、娯楽・レジャーの多様化も進んでいくことは明確です。
その中で、ファン人口○○万人、ホール数○○店舗、設置台数○○台というお題目ではなく、現実論として産業規模の割合に応じてファンに支持してもらえる状態にしていかなければなりません。
大事なことは、パチンコ産業に携わるすべての人たちがエンドユーザーのことを考えた施策を打ち出すべきなのです。それを怠ればファンの支持はさらに減ってしまうでしょう。

 

 私は、今やっていることが、業界の未来を決めるのだという強い意識で事業に取り組んでいます。
人生は誰しもが一回勝負。「善い行い」「悪い行い」にはそれに応じた結果が必ず何らかの形でついてくるのです。これは、個人でも会社でも同じです。
“何事も正しく見て、正しく判断し、行動すること。”その積み重ねこそが、私たちミカド観光グループが目指す理想を実現するのです。